本間正人氏の「自分らしさを考える。~プチ哲学セミナー~」

2013年6月22日(土) 14:00~16:00
レポート:こまっちゃ(小松睦実)

「ソ・ソ・ソクラテスか?プラトンか?」レベルの知識しか持ち合
わせてない身の上、不安な気持ち一杯で参加した。しかし、10分
後には、本間氏独特の軽妙な語り口とテンポに乗せられ「哲学」し
ている自分がいた(笑)

たとえば、「愛と言えば何色?」
愛の定義は人によって違う価値観の中にある。
私は、愛とは「癒し」をイメージするので、空を包み込む夕日の
オレンジ・・あるいは、遠い夏にキャンプファイヤーで見た炎の
オレンジ。しかし「癒し」をイメージしても違う色を思い浮かべる
人もいるはずだ。慈愛をイメージして「紫」の人もいたし、ともに
創っていくから「白」と答えた人もいた。

おもしろい。

多様性を楽しみつつも自分軸を確認する。個々の学問では答えられ
ない「理性と情動」「性善説性悪説」「生と死」などを、まるで
「昨日何食べた?」という軽いノリでシェアしてみると、思わぬ人
生観を直視することとなる。

もっと、気軽に「哲学」を楽しんでも良いのではないかという気に
なった。むしろ、子どもの頃から「生きるとは?」「幸福とは?」
など話して考える場が家庭でも持てたら、アイデンティティが確立
し、生きやすくなるのではとすら思えた。

「わたし」について考えつつ「他者」の必要性を識る。対立する概念
を考えて「哲学」してみる。対立しあうものを通して、1つのものを
見ることを楽しみ、私たちの考える力の限界に触れることを楽しむ。

今、気軽に哲学カフェなんてあってもいいかも?「哲学」を身近に
感じれた2時間だった。「哲学」してみない?
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