12月度定例勉強会「伝える! 伝わる?」

2013年12月4日(水) 19:00~21:00
進行:アリー(三上弘恵)、サキ(矢野紗基)
レポート:なっちゃん(坂本夏子)

「伝えたいけど伝わらない」って、ちょくちょく経験することなの
で、どうしたら伝わるんだろう、と、興味しんしんで参加しました。

まず、グループで「伝える」と「伝わる」の違いを話し合い。
例えば、「伝える」は、自分発信、行動、意図。自分視点ですね。

一方、「伝わる」は、相手がメッセージを受け取った時に起こる
こと。伝えた後に生じる結果や効果のひとつで、相手視点。

次は、実験ワーク。ボランティアとして私が手を挙げました。

皆さんの前で、「今年のニュースを一分間話してください」という
お題。自分にとって明るいニュースだった、宇宙飛行士の若田さん
が、日本人初の国際宇宙船の船長になったことを話しました。

その後、オーディエンスが、話を聞いて、何が伝わったかをシェア
します。驚きの結果でした。。。。「日本人であることに誇りを
持っている」「リーダーシップが大切だと思っている」「若田さん
が好き」

そんなこと一言も言っておらず、ただ、出来事について話していた
だけなのに、私の気持ちがすべて伝わっていたのです。

身振り、手振り、声の調子、顔の表情などから、みなさん解釈
されたそうです。ノン・バーバルって、そこまで強力なんですね。

その後、どうしたら伝えたいことが伝わるかをグループに戻って
話し合い。ノン・バーバルな部分に加えて、相手についての自分
の理解と興味がポイント。そして、発信する前に、相手からどん
な反応が欲しいのかを明確にして、それをゴールとして発信する、
相手を認める、相手に合わせた話し方をする、互いのフィルター
を理解する、わかりやすいことばを選ぶ、といったことが出てき
ました。

最後は、グループの中で、「今年手に入れたもの」をテーマに3分
トークです。お互いに、何が伝わったかをシェアするのですが、冒
頭の実験ワークと同様、「そんなこと言ってないのに、実はそう」
という自分の内面が、たっぷり伝わっているのが、お互いにわかり
ました。自分があまり意識していないレベルのことまで伝わってい
て、そうだったんだ、と、自己発見したり。

無意識のうちに、いろんなメッセージを自分は発している。そして
そこから人は何かを解釈し、判断している。そんなことが常に、
ずーっと起こっている。

やばい!!と思うと同時に、そんなメッセージを出したり受け
取ったりしながら、人とつながっているんだ、と、温かい気持ち
になりました。

「伝える」「伝わる」以上の、深い2時間でした。