3月のイベント報告 『コーチング・パティオ』

3月4日(水) 19:00~21:00
進行: かこ(岩元佳子)、アリー(三上弘恵)
レポート:忍ニン(服部哲茂)

“パティオ”とは中庭のことだそうです。従って、コーチング・
パティオとは周りの住人や路地を行く人たちが、話に花を咲かせ
る様にコーチングの花を咲かせましょうという言う意味となりま
す。言い換えれば、本日はコーチング体験会と言うことですね。

先ずはアイスブレイクで自己紹介の後に「春と言えば」を一言で、
かつジェスチャーつきで表現してくださいと始まりました。

「何と言っても春は桜ですね。ジェスチャーぱぁーって言う感じ」
「イチゴでしょう。こうしてパクッと食べるやつです」
皆さん各々の春があるんですね~。

さて、本番です。先ずは自分がコーチング初心者と思う方に自己
申告してもらい、その方を中心にグループ分け。3人一組となり、
コーチ、クライアント、オブザーバー役を各々体験。自分が気に
なるテーマをコーチしてもらい、オブザーバーを中心に意見交換。
それを、組換えして2クール実施しました。

コーチ役をして、コーチングの難しさを改めて感じた方。クライ
アントになり、日頃の鬱憤を晴らせた方。オブザーバーとして、
客観的に他の人のコーチングを見て収穫があった方。皆さん各々
有意義な時間であったようで、終わったときには、心なしか高揚
しているようにも見えました。

とても、楽しく有意義な時間でした。この時間を仕切ってくれた、
かこさん、アリーさんありがとうございました。

2月のイベント報告 『四季のメタファーを使って自分を探索してみよう』

2月1日(日) 14:00?17:00
進行:トキ(小谷真司)、ゆぅのすけ(廣田優子)
レポート:結葵(西田恭子)

久しぶりの勉強会、「四季のメタファー」という言葉に惹かれて、
参加させていただきました。

「メタファー」とは隠喩のこと。何かをたとえるのに「~のようだ」
等の言葉を使わず、例えるものだけを示す比喩の仕方ということで、
今回は人生におけるさまざまな局面を、四季の移ろいにたとえて、
ワークシートを使って棚卸しし、その後相互にコーチングをし合い、
気づいたこと感じたことを深めていきました。

最初のシート1は「自分は今、四季のどこにいるのか?」という問
い。人生のいくつかの分野…仕事生活全般、現在の担当業務、得意
と思う能力・スキル、プライベートの領域…について、それらを四
季にたとえるとどの季節になるのか、自分なりにイメージしていき
ます。各自でそれをシートに書き込んだら、次はそれを見ながら二
人一組で相互コーチング。

シート2は、シート1で書いた領域の中からひとつを選び、これま
での経験とのつながりを記入し、自分が今までどんな季節を経験し、
何を得てきたかを振り返りました。
例えば、選んだ領域が今秋なら、その前の夏の季節で起こったこと
や経験したこと、その中から今に活かされている経験にはどんなも
のがあったかをシートに書き込みました。そしてまたそのシートを
もとに、ペアを変えて相互コーチング。

最後のシートの問いは「どんな季節をこれから迎えたいか?」でし
た。シート1での各領域ごとに、これから迎える季節についてイメ
ージし、どんなふうにその季節を過ごしていきたいかを考えていき
ました。各自でシートを書き込んだ後、またペアを変えて相互コー
チング。

3つのシートに沿って自己分析し、コーチングを受ける。この繰り
返しで、自分自身のこれまでとこれからを見つめ直して、頭の中を
整理することが出来たような気がします。
また、コーチングの回数を重ねるごとに、参加されている皆さんの
熱気が高まっていったのを感じました。

メタファーを使うことで、発想やイメージがしやすくなり、コーチ
ングも幅が拡がることを実際に体験できて、大変有意義な時間だっ
たと思います。ありがとうございました。

1月のイベント報告 コーチングスキルアドバンス「目標設定」


1月7日(水) 19:00~21:00
進行:かこ(岩元佳子)、うにちゃん(瀬山里美)
レポート:めぐりん(前原恵)

今回のテーマは『目標設定』。毎年私を悩ませるチャレンジシート
を思い出し、二の足を踏みながらの参加です。入室早々配布された
怪しげなメモを気にしつつワークスタートです。

まずは『去年達成できたこと・達成できなかったこと』について
時間いっぱい出来るだけ多くの方と話しました。

次に最初のワークを踏まえ『達成できたこととそうでなことの違い』
についてディスカッションです。
【目に見えるもの】期限・数値・プライオリティ・評価(給与・誉
の言葉)
【目に見えないもの】熱意・想い(MUST or WANT)・難易度 
【その他】サポート・環境など個人レベルでは解決できないこと等
様々な意見があり、『目標』の有無が達成の可否の要因のひとつと
なっているという意見がありました。

では『目標とは何か』。目標とは行動指針・ゴールのための手段・
目印・道標(マイルストーン)であるという話から、『目標』と
『目的』の関係性へと進展しました。

目的=ゴール・夢。目標=工程・手段・方法。つまり目的は目標の
先にあるものであり、目標を一つずつクリアして目的を達成する。
というかなり哲学的な内容となりました。中には目標があると行動
が制限され窮屈である・目標が多いと寄り道をしてしまい目的まで
遠回りになるといった興味深い意見もありました。

最後のワークは『(1)去年がんばったこと(2)今年がんばりたいこと 
(3)(2)を達成する為に必要なこと』についてペアディスカッション。
強い達成感は得られなかったものもありますが思いがけず項目を
絞り出すことが出来たことに驚きました。

また『がんばりたいこと』の中に『がんばったこと』の先にあるも
のが含まれており、ワーク終了時にはすっかり棚卸しが済み、整理
され、目的・目標が自ずと引き出されていました。答えは自分の中
にあることを実感しました。

『メモ』に今年の目標を書き込み2015年12月のスケジュール帳へ
添付しワークは終了。来季のチャレンジシートはSMART・Identity
チャートを活用しながら楽しく作成できそうです。
毎月の開催に感謝します。ありがとうございました。

12月のイベント報告 コーチングの基本スキル「質問」


12月3日(水)19:00~21:00 
進行:忍ニン(服部哲茂)、ゆうのすけ(廣田優子)
レポート:ともさん(友安雅彦)

(1)アイスブレーク(テーマ:子供のころ将来なりたかった)
 2人1組のペアで実施 ⇒
 感想として、気持ちよい、心地よい感覚、年代の違うペアで
 月光仮面について理解ができず反対によく質問ができた。

(2)クローズドクエスチョン、オープンクエスチョンの会話事例紹介
 質問の種類、有効な場面、注意点について

(3)質問技法のトレーニン
 2人1組のペアによる実施
 チャンクダウン、チャンクアップ、スライドアウト

(4)個人ワーク10問⇒2グループそれぞれ5分間発表(未来肯定質問)

(5)効果的な質問のポイント
 1、質問の目的、アウトプットを明確にする。
 2、質問をしたいことを準備する。
 3、相手が答えやすい質問から始める
 4、質問された人が話しやすくなるように
 5、オープンクエスチョンで
 6、5W1Hで短く分かりやすく
 7、相手の意見を引き出すような質問
 8、新しい価値を生み出す
 9、What+行動を考える質問

(6)質問のスキル
 目的に応じた質問をのストックを増やす。
 事例の紹介

(7)個人ワーク(相手の能力(強み)を把握する質問について)

(8)ラストクエスション、2人1組で5分間
 (テーマ:今、解決したい課題は何ですか)

☆勉強会に参加して
特に感じさせられたのは、質問をする方も気を付けないと相手の
気持ちを委縮させたり思考を妨げることになってしまいコミュニ
ケーションが良好にならないと感じました。
オープンクエスチョン、未来肯定質問など意識することで、これ
からは相手に接したいと思います。

11月のイベント報告 4周年記念スペシャルセミナー 『コミュニケーションはキャッチボール』

11月15日(土)14:00~16:00 セミナー 、16:00~17:00 茶話会
講師:桜井 一紀氏(日本コーチ協会理事長)
レポート:まるちゃん

講師の方とは初めてお目にかかったのですが、とても気さくな感じで
実際のコーチングの現場での話やワークもまじえながら、コーチン
の基本を分かりやすく教えて下さいました。参加者は頷いたり笑った
りしながらリラックスして楽しい時間を過ごすことが出来ました。

印象に残っているのは、実際に講師と参加者の一人が皆の前で行った
キャッチボール。向き合って相手の顔を見ながら同じテンポでボール
を投げ合います。見ていても楽しそう、私もやりたくなります。

しかしボールをいい加減に投げたり、ゆるい球やきつい球を投げたり、
揚句の果てには後ろからぶつけたり・・・見ていても嫌な感じだし、
当人たちもおもしろくなさそうです。このキャッチボール、日頃私達
が行っているコュニケーションそのものなのです。

自分は相手の顔を見て相手が取りやすい球を投げているかな、相手が
投げてくれた球をしっかり胸で受け止めているかな、ボールを適当に
投げたり、相手が投げてくれた球を受け取らずに、わざとそらしてし
まっていることもあるかもと反省。

キャッチボールは一人ではできません。相手が投げてくれたボールを
しっかり笑顔で受け取ろう。そして私もボールを待っているだけでな
く時にはキャッチボールに誘ってみようと思いました。

ワークでは初対面のお隣の人とコーチングを実践。
仕事のことでテーマを一つ取り上げ、その人の目標達成のサポートが
出来るよう関わってみようというものでした。短い時間でしたが、
抱えている問題に対して話を聞いてもらうことにより、自分と向き合
うことが出来たし、質問を受けることによって気付きが生まれました。

実際の生活の中では相手の話をしっかり最後まで聞くということが忙
しくて難しいかもしれない、しかし相手のメッセージを受け止める
アンテナは常に立てておかなければならないという言葉が印象に残り
ました。

また、セミナー後の茶話会では3つのグループに分かれて振り返りを
しました。また、講師の方にグループごとに入っていただき質疑応答
の時間があって、それも大変有意義な時間となりました。
ありがとうございました。

10月度定例勉強会  コーチング基本スキル「傾聴」

10月8日(水) 19:00~21:00
進行:keiさん(佐々木華衣子)、アリー(三上弘恵)
レポート:うにちゃん(瀬山里美)

今日は「傾聴」がテーマで、5つの聴くスキルを学び、
4つのワークをしました。

5つの聴くスキルとは、
1.アイコンタクト
2.相づち
3.うなずき
4.繰り返し
そして、5ペーシングです。

まず、一つ目のワークは、ビックリしたことの話を聞きながら、
相手の動きの真似をするというものでした。
「真似をしないといけないと思うと、聴くことに集中できなかった」
「みんなが一体になって乗ってくる感覚があった」
という感想がありました。

二つ目のワークは、アイコンタクトやうなずきなどを一切しては
いけないという「お地蔵さん」になりきるワークと、
スキルを十分に使って聴くというワークのセットでした。
「お地蔵さん」のワークでは、「しゃべる方も苦痛」
「視線を合わせてもいけない、うなずいてもいないというのは、
つらかった」、
一方、スキルを十分に使って聴いたワークでは「取りとめもなく
しゃべってしまう」「相手が情景を浮かべてくれているのが分かった」
「二人の間で共感が生まれていると感じた」という感想がありました。

3つ目のワークは、Keiさんの話をシャドーイングしながら、
身振り手振りも真似するというものでした。同時にするのは意外と
難しいことでした。これができると呼吸が合い、あいづちもうまく
入るそうです。

4つ目最後のワークは、ペーシングを意識して聴くことでした。
うなずくタイミングを合わせたり、相手に合わせてトーンを上げ
たり、語尾を伸ばす癖を合わせたりしていました。
「うなずくリズムを合わせていると一体感が感じられた」
「初恋の話にまで膨らんだ」という感想がありました。

最後にアリーさんから、手の置き方が同じだったり、
一緒に髪をかき上げたり、会場のあちこちでペーシングが
見られましたというフィードバックをもらって、
「無意識でやっていたんだ」と改めて気付きました。

9月度定例勉強会  コーチング基本スキル「承認」

9月3日(水) 19:00~21:00
進行:サキ(矢野紗基)、ふうちゃん(小方昌子)
レポート:すみちゃん(伊藤純香)

今回は、人数も多く、男性の参加者も多かったです。

まず、7分間に、参加者のできるだけ多くの方と、「名前」と、
「今日ここに来るまでに嬉しかったこと」をお互いに言いあい、
そして「握手」。相手の存在を「承認」からはじまりました。

サキさんから、「存在承認」「結果承認」「事実承認」の3つの
「承認」について紹介。
他人と比べるのではなく、自分自身の成長の具合を認めること。

そして、認めることの効果は、具体的に認められると、ここができ
ているのだなと確認できる。他人と比べずに認めることができると、
他人も肯定できる。
それが、”自己肯定感”といい、とっても大切だということでした。

認める言葉・ほめ言葉には、
あなた(You)が主語になるYouメッセージと、
私(I)が主語になる Iメッセージがあります。

私を主語にした言葉は、相手に響く言葉であり、
相手との繋がり具合を深めたり、認める力がアップします。

実際に、相手に言ってみると、
Iメッセージは、相手から「ありがとう」という言葉が返って
きました。
感情をより込めて、相手に伝える事ができる、Iメッセージは、相手
との距離を近づけることができるので、Iメッセージが言えるように、
ほめ言葉をふやしていきたいです。


ふうちゃんからは、相手の存在や価値を認める働きかけを、壺に例え
て紹介。
壺の中が少なくなると不安定になり、相手の存在や価値を消したり、
値引く(ディスカウント)ことをしてしまう。

壺の中が、一杯であふれ出るようだと、人間関係もよくなり、
人にあげたり、もらったりも活発になる。

こういった働きかけを「ストローク」といい、相手を認めたり、
自分も認められると、壺の中はいつも一杯だということです。

それには、自分が自分で誉めてストロークを増やす。誉めてもらった
ら、素直に受け取る。ストロークが足りなくなったら、自分から取り
に行く。自分が欲しければ、欲しいと感情を出す。

さあ、そういうことで、最後は、みんなで、承認のシャワーを
浴びまくり、にっこりして終了。

楽しい2時間、あっという間でした。ありがとうございました。